2012年02月09日

「土器山」の読みにドッキドキ!

2012年2月5日(日)
佐賀県の土器山(かわらけ山)を歩いて来ました。
曇りでしたが429mの土器山から佐賀平野が一望できました。
冬にしては比較的気温が高めで寒くなく、気持ちいい登山ができました。

9:00に3台の車に分乗して福岡の天神を出発しました。
目的地の土器山の登山口では佐賀県民であるTMさんとITさんが福岡組を待っていてくれました。
ちなみにITさんは島からの参戦です。気合いが入りまくりです。

登山靴に履き替え、衣服の調整をし、思い思いに準備体操をします。
この時それほど寒くないことに気がつき、慌てて3枚重ねてきたズボンを2枚にしました。
しかし後からもっと薄着にしなかったことを後悔しました。
登山を始めると下半身が暑くてしょうがないので、すぐに上はTシャツ一枚になってしまいました。
下は暑く、上は寒いという状況が半日続いてしまいました。

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ひとしきり準備が終わった所で記念撮影。
今回は新人さん2人(ADさんとSKさん)が参加してくれました。

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まず駐車場から200メートルほどぶらぶらと歩いて、登山口である八天神社へ向かいました。

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八天神社へ到着。

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登山の無事を祈願し、神社の脇にある登山道を登り始めました。

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ゆっくりゆっくり登っていくと、

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やがて南の有明海側に向かって広がる筑紫平野を一望できる場所に出ました。

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吉野ヶ里遺跡のある公園なども見えました。20年以上前に環濠集落の発掘現場を
見学したことがあるのでほんの少し懐かしさを覚えました。

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土器山にはなぜかこのように岩の間に深い溝を掘ったような道が多く、歩きにくい箇所もありました。

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先頭を行く今回の山担のTMさんはイメージトレーニングで三回ほど登山を済ませたとのこと。
途中立ち止まって親不孝岩の解説もしくてくれました。
岩から逆さ吊りにされて「親不孝はしないかっ!」
と問われ、返答次第では命綱が一瞬手放されるとのこと。
「一瞬」って。

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あっと言う間にほぼ頂上に近い、最も展望のきく場所についてしまった。
北側に脊振山系、南側に筑紫平野が一望でき、いい場所でした。

岩の上に上がって記念撮影。
恐怖感を表現するポーズで決めてみました。

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見晴らしのよい岩から5分ほど上がったところにある土器山の本当の頂上でもう一度皆で記念撮影。
山頂は狭い場所だったので皆が写真に収まるように集まるのが難しかったですが、
なんとか無事に皆で写真を撮れました。

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山頂から5分ほど下ったところで昼ごはんを食べました。
HNさんはあっという間におにぎりを4つも平らげ、さらにドーナツをほおばっていました。
私も弁当とYMさんから頂いたお菓子と温かいコーヒーを楽しみました。
やはり温かい飲み物を作れるガスバーナーは寒い時期に重宝します。
弁当を広げて30分ほどすると小さな雨粒を感じたので早々に山頂を後にしました。

下りはほとんど休憩なしで登山口まで降りてきました。
時計を見るとまだ2時ぐらいでした。
今までの登山の中で最も早い下山でした。
家族での登山にちょうどいいかも知れません。

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そして車を止めた場所から50mほど離れたところにあった「梅の花」の
お土産点を物色して楽しみました。TMさんお勧めのもっちり杏仁豆腐を2つ購入しました。

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確かにもっちり、もちもちと不思議な触感で美味しかったです。
そして最後は露天風呂につかってぼんやりと近くの山を眺めていました。
寒い時期に入る露天風呂はやみつきになりそうです。


追記:
ちなみに、土器(ドキ)と書いて「かわらけ」と読むそうです。
ドキというと縄文土器などを思い浮かべますが、カワラケとは素焼きの浅い皿のことで、
中世に食器や祭祀に使われていたものことです。
現在でも、かわらけ投げと言って、厄よけなどの願いを掛けて
土器を投げて遊べる場所があるようです。
大泉洋が出演している全国を巡るグルメ番組でもかわらけ投げをやってました。
福岡の近郊にもそのような場所があるのでしょうかね。
たまにはそんな古式ゆかしい、風流な遊びをしてみたいものです。

by R.T.
posted by shizenwalk at 00:40| 2012年例会報告