
天気は上々、気分も上々、眺めもサイコー

コンディションは上々の中、熾烈な時間との戦いがありました。まさに、心中は「時間よ、とまれ


今回のブログの山場は
「タイムリミット」

時は4月28日日曜日。天候は晴れ。博多駅始発の西鉄バスの中に、4人の姿がありました。
博多駅からだと、脇山小学校まで約70分。景色はみるみる田園地帯に

目的地のバス停に「マスター」の称号を与えられた男が

なんと、登山口まで送迎していただける、というではありませんか

渡りに舟とはまさにこのこと。マスター、あなたは 自然を歩く会のナイスガイです


車谷から入山します。
ここは渓流に沿ってすすむ、マイナスイオンのうようよしたコース
ここちよい沢のしらべを聞きながら、高度を上げていきます。
盛夏にはこの沢で水浴びをするかたも多いとのこと。いまにも入水したい、そんな衝動を抑えつつ、どんどん進みます

果てしなく続くこの沢と思い始めたころ、ふとみあげると、空に切れ目が。待望の稜線です。
私の目には天から差し込む光にみえました

しかし、簡単にはつきません。
最後の急登はガレていました。うえから見下ろすカメラアングルに思わず、大丈夫ですか〜(川口ヒロシ探検隊風に)と声をかけそうになりました

おまけのはしごです

矢筈峠に到着し、少し休憩します。背振山頂の巨大なレーダーをバックに舗装道路を一路椎原峠へととります

再度山道に入り、ずんずん進むと、やがて視界が開け、「猿の惑星」のロケ地のような、不毛地帯に

おなかがへるのもこらえ、昼食は「唐人の舞」まで我慢しました。あまりの景色に唐の人がおどったというその地はすでにたくさんの方がおられました

さすがにGW。平らなところをさがし、昼食をとりました。枯れ草の茎がおしりに突き刺されるのを感じながらも待望の昼食でした。景色ではなくその感触に思わず踊りだしたくなりそうでした(笑)

そこでSさんがてにしていた緑色の携帯どんぶり。ひそかにわたしもほしいと思いました

ミツバツツジもちらほらみられますが、満開にはまだ早い様子


そんなこんなで椎原峠を通過し、鬼ヶ花岩へ

景色も天候もよく、暖かい日差しに不覚にも昼ねをしてしまいました

猟師岩山ではクライマーと不意に遭遇しました。
わたしは藪の音に熊かとおもいましたが、本当に思わぬコース外から突如ひとが現れ、ぎょっとしたのを覚えています

そこを過ぎるとすぐに小爪峠に。アップダウンを繰り返しながら、金山を目指します

金山が遠い。すぐそこにいるようでなかなかついてくれない

もし、「マスター」が二人用のテントを車で運搬してくれなかったら・・・
「救世主」の称号も勝手に授与したいと思います


金山に到着。はるばる歩いてきたもんだ。登山口からはや八時間。
ここまで本当にがんばってあるいてきたもんだ。テント地の山中キャンプ場へはもう少し。下るだけです。
さらに今晩は自家製ベーコンピザをさかなにビールで乾杯の予定

つかれた足をむちうち、みな「ベーコン、ビール、ベーコン、ビール」と心で唄いながら(きっと)、最終目的地へと向かうのであった

続きは次回に

T.B.